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シャネル:CHANEL

読み方 : シャネル
フルスペル : CHANEL , Gabrielle Chanel (ガブリエル・シャネル)

概要
[(一八八三~一九七一)]フランスの服飾デザイナー。第一次大戦後、シンプルで着やすいドレスを考案して新しい女性らしさの概念を打ち出した。いわゆるシャネルスーツのほかに、香水の発売でも知られる。通称ココ=シャネル。
1914年ガブリエル・シャネル(ココ・シャネル)がパリに帽子店を開業したのが始まり。コルセット等の、男性社会の束縛に奮起して「女性の為の働きやすい服を」モットーとした。

またタブーとされていた黒いドレスを初めて作成。今では女性を最も美しく見せるとして多くのデザイナーが黒いドレスを手掛けている。1939年に店舗を閉めて引退するが、女性の洋服のデザインが再びタイトなものになりつつあるのを見て1954年に復帰を決意。71年、ガブリエル・シャネル没。しかし今も多くのデザイナーに影響を残している。
1983年よりカール・ラガーフェルド参画。

履歴
  ガブリエル・シャネル(Gabrielle CHANEL)。1883年8月20日、フランスのオーベルニュで生まれる。15歳の時母親が他界し、孤児院や修道院で育つ。通称ココ・シャネル(CC)。モノグラムの由来としてあまりにも有名。
  1916年にクチュリエールとしてオートクチュール・コレクションを発表。当時、黒は喪服のみに用いられていたが、彼女は初めて黒を用いた。「色を多く使う服ほど醜い」という思想のもとに、シックで着心地のよいファッションを提案、シンプル&エレガンスを追求することとなる。また、下着とされていたジャージー素材を初めてスーツなどのフォーマルに使用。女性がパンツを履くスタイルも広めた。71年没後も現代のファッションに影響を与えつづけている、偉大なるデザイナー。
  シャネルのシンボルである「鎖」とともに、おなじみの靴やバッグやベルト等はプレタポルテのコレクションラインに登場する。2001年9月29日、表参道にショップをオープン。

現デザイナー
  カール・ラガーフェルド(Karl LAGERFELD)。1938年、ドイツのハンブルグに生まれる。いつも黒く大きなサングラスかけた、肌の汚い、白髪オールバックの、かなり印象の悪い男性。
  1952年に14歳でパリに移住。1954年、16歳の時に IWS(国際羊毛事務局)のコンクールで優勝。バルマン、ジャン・パトゥ等のオートクチュールで仕事をした後、1963年に独立しプレタポルテに進出。同年、クロエ社と契約。65年にフェンディのデザイナーに抜擢。83年、シャネルのデザイナーに就任。84年に自身のブランド「カール・ラガーフェルド」をスタート。86年には「デ・ドール賞」を受賞。
  ストリート・ファッションをエレガントに表現するという、独特のクリエイティブな世界を創り出す。シームなしの袖付け、軽く丈夫なヘム・ライン、すっきりとしたレイヤード等、斬新な手法を多数世に送り出す。写真家としても高名。2003年、スタインウェイ社の創立150周年記念限定ピアノ、「カール・ラガーフェルド」モデルのデザインを手がけた。150台限定のピアノで、1台1,100万円である。
  男性のスーツの機能性に注目しそれを女性向けにシンプルに作りかえたといわれる、襟ぐりやすそをブレード(ひも)で縁取りしたスーツは、他のブランドでも「シャネルスーツ」と呼ばれるほど有名。そういった従来のテイストや本質的なスタイルは変えず、より現代的なリアリティーを追求している。
  2004年12月4日、東京・銀座の中央通り沿いに、シャネルのブティックの中でも世界最大級の広さである「シャネル銀座」をオープン。


 投稿者 ファッションブランド 情報 (bland) : Trackback is here